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生産管理システム(パッケージ)8つのソフトの価格|価格で選ぶ前に押さえたいポイント

生産管理システム(パッケージ)について考える男性

生産管理システムのパッケージを導入しようとされるとき、その価格や機能について知りたいと思う製造現場担当者様は多いと思います。

「生産管理システムのパッケージの価格はいくらくらいなんだろう?」

「価格によってできることが違うんだろうか?」

と考えられているのではないでしょうか?

この記事では、生産管理システムを開発している当社ネクスタが、生産管理システム(パッケージ)を価格帯別に8つ紹介します。また、価格を考えるに当たって大事な考え方も一緒にご紹介します。

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生産管理システム(パッケージ)の価格帯について

価格・見積の写真

生産管理システム(パッケージ)の価格帯は、

  1. 1,000万円以上のパッケージ
  2. 100万円以上~1,000万円未満のパッケージ
  3. 無料~100万円未満のパッケージ

に大きく分けられます。

生産管理システム(パッケージ)は、巷には数十種類以上も存在して、どれを選んだら良いのか悩む方も多くおられます。

一般的に生産管理システム(パッケージ)の価格は、それを導入する会社の「システムを利用する人の数」「管理する製品の数や売上高」「使う現場の数」に比例して高くなる傾向にあります。

つまり、従業員数が100名以上で、複数の部署で使用するならば、3,000万円以上の生産管理システム(パッケージ)が必要になることもありますし、小企業で、現場で3人で使うとなると、数十万円の生産管理システムを導入することもあります。

では次に、実際に生産管理システム(パッケージ)の価格帯別でよく使われている製品をご紹介します。

価格1,000万円以上の生産管理システム(パッケージ)5つ

高価格帯の生産管理システムのパッケージをご紹介します。機能的にも充実しているパッケージです。

  • 電脳工場
  • オービックセブン
  • グロービア
  • Fu-jin・Raijin
  • エクスプランナー

高額な価格帯になると、上記で紹介したパッケージには、だいたいどのような機能も付いています。

ご紹介している高額な価格帯の商品はパッケージですが、カスタマイズを実施することがほとんどで、かつ多くの生産拠点に導入する場合も多々あります。初期費用は1,000万円以上で、カスタマイズの種類や導入拠点数、利用ユーザーによって費用は変わります

ただ、目安として、機能や特徴についてまとめましたのでご参考にしてください。

商品名Factory-One電脳工場MFOBIC7GLOVIA風神・雷神EXPLANNER
メーカー(株)エクス(株)オービック富士通大塚商会NEC
特徴・強味生産計画の立案から受注・出荷・手配計画(MRP手配/製番手配)・発注・受入・在庫・負荷・進捗・原価に至るものづくり情報を総合的に管理し、工場経営を強力に支援します。複数の生産形態や生産管理方式に対応する「ハイブリッド型生産管理」が企業に最適な生産管理を実現。また販売管理と一体化し、会計ともシームレスに連携、製造業の経営管理全体を最適化できます。国内20か所以上の製造拠点を持つ富士通が保有する製造業のノウハウが凝縮されています。中堅・中小の製造業の管理体制を強化し、コスト削減、納期短縮、生産効率の向上を実現します。信頼性の高いNECのインフラ上で、拡張性に優れた憲付加価値のサービスを実現します。
導入実績1,600社20,000社10,000社不明30,000社
初期費用相場1,000万円以上1,000万円以上1,000万円以上1,000万円以上3,000万円以上
導入方法オンプレミスオンプレミスオンプレミスオンプレミスオンプレミス
備考中堅・中小の工場向けシステムクラウド版もあり30年の実績がある中小~中堅の組立製造業向けクラウド版もあり

Factory-One電脳工場MF

Factory-One電脳工場MFは(株)エクスが開発した生産管理システムです。導入実績が1,600件を超える中小企業向けの生産管理システム・パッケージの開発会社です。

生産計画から受注・出荷・手配計画(MRP手配/製番手配)・発注・受入・在庫・負荷・進捗・原価に至る情報を総合的に管理することができます。

→「Factory-One電脳工場MF」の公式ホームページを見る

OBIC7

(株)オービックが開発した生産管理システムのパッケージです。導入実績は20,000社以上です。

複数の生産形態や生産管理方式に対応する「ハイブリッド型生産管理」が可能です。また販売管理と一体化し、会計とも連携しているので、製造業の経営管理全体を最適化できます。

→ 「OBIC7」の公式ホームページを見る

GLOVIA

GLOVIAは、富士通が開発した生産管理システムです。大手企業の富士通が、自社の国内20か所以上の製造拠点のノウハウを結集してつくった生産管理システムです。大手企業の開発なので、安心感があります。

→ 「GLOVIA」の公式ホームページを見る

Fu-jin・Raijin(風神・雷神)

Fu-jin・Raijinは、大塚商会が開発した生産管理システムです。もともと中小企業のIT周りのサポートで入り込んでおり、その延長として、中小企業向けの生産管理システムを開発して販売しています。

→ 「Fu-jin・Raijin(風神・雷神)」の公式ホームページを見る

EXPLANNER

EXPLANNERは、大手のNECが開発した生産管理システムのパッケージです。信頼性の高いNECのインフラ上で、拡張性に優れた生産管理システムを提供しています。

→ 「EXPLANNER」の公式ホームページを見る

価格100万円以上~1,000万円未満の生産管理システム(パッケージ)3つ

次に紹介するのは、価格帯が100万円以上~1,000万円未満の生産管理システム(パッケージ)です。高価格帯とは違い、中規模の製造現場(従業員は様々ですが)で使われることが多いです。

  • TECHS
  • TPiCS-X 
  • WorkGear
商品名TECHSTPiCSWorkGear
メーカー(株)テクノア(株)ティーピクス研究所モリックス(株)
特徴・強味中小製造業者様向け。個別受注型と多品種少量型の部品加工業様向けの生産管理システムパッケージを販売しています。「速く、安く、レスポンス良く しかし、安定した生産」をテーマにした生産管理システムです。中小製造業向けのシステムです。工場で必要な見積~受発注~生産管理~売上仕入~売掛買掛の全機能システムを有しています。
導入実績4,000社1,991社不明
初期費用相場100万円以上120万円以上200万円以上
導入方法オンプレミスオンプレミスオンプレミス
備考「コストの削減」「利益体質の実現」「経営力の強化」といった製品コンセプトクラウド版もありITトレンドの生産管理部門の資料請求数は2019年では1位

TECHS

TECHSは(株)テクノアが開発した生産管理システムです。中小製造業に最適で、導入費用は100万円~1,000万円です。どのような生産管理の課題を解決したいか、またどのようない運用をしたいかで、システム導入費用は変わってきます。比較的に機能に関してはバランスの良い生産管理システムです。テクノアの会社規模は10名ほどで運営されています。

→ 「TECHS」の公式ホームページを見る

TPiCS-X

TPiCSは(株)ティーピクス研究所が開発した生産管理システムのパッケージです。TPICSは、カスタマイズ機能が豊富で、「攻撃的生産管理システム」と銘打っているように、従来のやり方や考え方に捕らわれずに、根本から考え直しましょう、という考え方で導入をサポートしてくれます。

→ 「TPiCS-X」の公式ホームページを見る

WorkGear

WorkGearは、モリックス(株)が開発した生産管理システムです。生産管理システムでは、WorkGear-Bというパッケージを有しており、作業者の肌に合ったシステムカスタマイズをしてくれます。WorkGearも安さを重視した中小製造業向けシステムです。

→ 「WorkGear」の公式ホームページを見る

無料~100万円未満の生産管理システム(パッケージ)

次に紹介するのは、価格帯が100万円未満の生産管理システムパッケージです。無料のソフトも多数あります。

無料の生産管理システムソフトは、ネットでダウンロードしてすぐに使えます。ただ、無料ですので、サポートや相談などもできません。

また、導入費用が数十万円レベルの生産管理システムもありますが、ほとんどが「無料の生産管理システムの有料版」です。

こちらに関しては下記記事にまとめていますので、ご覧ください。

→ 無料で使える生産管理システム10選。機能・画面サンプルの紹介|有料との違いも解説

生産管理システム(パッケージ)を価格で選ぶ前に押さえたいポイント

生産管理システムのパッケージを探すときに、価格のみで探すことはあまり意味がないかもしれません。

なぜなら、これまで紹介した生産管理システムは、現場での課題や運用方法によって、その初期費用や運用費用に大きな価格幅が生じるからです。

例えば大塚商会のFu-jin・Raijinは1,000万円以上の価格帯と紹介しましたが、製造業の規模や課題によっては、1億円以上の導入コストがかかることもあります。

それでは、価格を抑えながら、自社に最適な生産管理システムを導入するためには、何をポイントに考えなければいけないでしょうか?

ここでは、生産管理システムを価格で選ぶ前に押さえたいポイントを整理します。これらを明確にしておくと、生産管理システム会社も提案しやすくなり、より価格の安い提案をしてくれる可能性があります。

現場の課題が明確になっているか?

まずは、製造現場での課題をリストアップして明確にしましょう。課題を明確にすると、該当の生産管理システムのどの機能が使えるか、またはカスタマイズできるかが分かりやすくなり、価格の見積が出しやすくなります。

例えば、次のような課題です。

  • 手書きやエクセル入力で入出庫記録が手間である
  • 手書きやエクセル入力で過剰発注や欠品のミスが生じる
  • 在庫の保管場所や数がわからず都度現場に確認している
  • 業務が属人的になる
  • 原価や不良の集計に手間がかかる
  • 検査結果の紙の保管場所のスペースが必要になり探すのも大変

など、具体的に課題をリストアップしてみましょう。そうすることで、生産管理システムの見積をより正確に最適に提案してもらえるでしょう。

どのような帳票を使っているか?

現在の工場の生産管理で、どのような帳票(チェック表)を使っているかをシステム会社に伝えてみてください。帳票には、現場担当者が知りたい項目が書かれています。

それらの項目はなぜ必要なのか、何を目的にその項目をチェックしているのか?

それらを事前にシステム会社に伝えることも、自社に合った生産管理システムのパッケージを導入する上で大切です。

既存のシステムは何を使っているか?

もし現在、すでに別の生産管理システムを導入されているなら、どのシステムを使っているかを、見積を取る生産管理システム会社に明示するのを忘れないようにしましょう。

既存の生産管理システムで、

  • 何が使いにくいのか?
  • 何が解決されていないのか?

を明確にしましょう。

以上、生産管理システム(パッケージ)を価格で選ぶ前に押さえたいポイントを紹介しました。

実際には、システムのカスタマイズを行うのはほぼ必須になると思われます。また、システム会社の担当者によっても、提案ポイントが変わってきて、価格が変動することもあります。それらも考慮して、価格の吟味を行いましょう。

ネクスタの生産管理システム「SmartF」

ここまで、生産管理システムのパッケージ版について価格を中心に説明してきました。

当社ネクスタも、生産管理システムを開発しています。

ネクスタでは、下記の点を強みにして、生産管理システム「SmartF」を中小規模の製造業者様に提案しています。

  • クラウド型なので、パッケージをサーバにインストールする手間がない
  • クラウド型なので、自由にカスタマイズ可能(部署、対象、機能が増やせる)
  • クラウド型なのでスモールスタートで試せる
  • ハンディー端末が標準でついている(他社ではオプションになっている)
  • ハンディー端末を使って現場でバーコードによる在庫管理ができる
  • 製造現場に詳しいSEがいるのでより良いシステムを構築できる
  • 在庫管理・ロット管理・トレーサビリティに強い
  • スモールスタートが可能で最低価格は「初期30万円・月額25,000円」
商品名SmartF
メーカー株式会社ネクスタ
特徴・強味クラウドの生産管理システムパッケージで、現場に詳しい提案をするのがネクスタの強み。最適な業務フローとなるシステムと運用方法を提案できる「導入コンサル」を行います。
導入実績導入拠点数:約200拠点、海外の導入工場:7ヶ国
初期費用初期30万円~・月額4万8,000円
導入方法クラウド
備考一部署からスモールスタートし、上手く運用できて後に、少しずつ展開できます。後から徐々に機能やライセンスを簡単に増やせるので、失敗しないシステム導入ができます。

当社ネクスタ「SmartF」を導入したお客様の事例はこちらです、参考にしてみてください。

【事例①】【調合管理システム】ハンディ端末を用いた作業記録で正確な在庫管理を実現

【事例②】【工程管理システム】ハンディ端末を用いた作業記録でエクセル管理の工数削減を実現

【事例③】【原料在庫管理システム】ハンディ端末を用いた在庫管理で在庫確認の手間と棚卸工数を削減

以上のように、当社ネクスタでは、現場に詳しいシステム担当者が、お客様の課題・現状をしっかり聴きながら、コンサルティングを行い、貴社に最適なシステムを適正価格で提案いたします。

生産管理システム(パッケージ)は、高額なシステムを導入しても、実際に上手く使いこなせていない例も多いです。また、システムの担当者の経験によっても、提案される価格が違ってきます。


生産管理システムの導入をお考えなら、ネクスタの『SmartF』をお試しください。最小限の価格と負担で在庫管理システムが構築可能です。まずは、お気軽にご相談ください。

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初期費用相場や選び方のポイントをチェック

生産管理システムをそれぞれの特徴や初期費用相場などで比較したい場合は、「生産管理システムランキング」も是非ご覧ください。生産管理システムは、自社の製品・生産方式・企業規模などに適したものを導入しないと、得られるメリットが限定されてしまいます。事前適合性チェックや生産管理システムを選ぶ前に押さえておきたいポイントも解説していますので、製品選びの参考にしてみてください。

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