2023年05⽉01⽇
【原料在庫+発注管理システム】自社工場の稼働開始でシステム導入。スマートFの見える化がもたらす生産拡大の将来性
株式会社オーセル様
業界 | 化粧品業界 |
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会社規模 | ~30人 |
機能 | 在庫管理 |
システム概要
課題
- OEM先で行なっていた在庫管理を自社で行わなければならない
- 限られた人数で棚卸をいかに効率的に行うか
- 将来的な生産拡大を見越した体制づくり
解決策
- バーコードの活用で在庫の動きをリアルタイムに把握
効果
- 工場の稼働開始とともに在庫管理が簡単にミスなくできた
- 将来在庫の見える化で、30分かかっていた毎週の発注計画が10分でできるように!
- 棚卸が想定作業時間より3時間短縮!
- 常に最新の在庫数量が把握できるので、棚卸で在庫高を算出する事務作業が不要に!
導入の背景
OEM先での在庫管理を自社で行なうにはどうすべきか
株式会社オーセル様は、ヘアケア製品・スキンケア製品・健康食品の製造・販売をしている会社で、これまではOEM先に製造を委託していましたが、事業拡大を見据えて2022年に自社工場の設立を計画しました。
同時に、OEM先に任せていた原料や資材の在庫の管理方法について、自社でどのように行なっていくかを検討するなかで、当初はExcelや目視確認によるアナログでの方法も考えました。
しかしながら、ひとつの製品で使う原料の種類の多さや、少人数の体制であることによる業務負担増、今後の製造数の増加などを考えると、工場の稼働と同時にシステムを用いた運用体制で望むことが良策であるという結論に至りました。
また、工場立ち上げメンバーのうちの1名が、以前、新規事業のスタートスタッフとしてアナログ管理に携わり、業務を回していく大変さを経験していたことも導入を決断するに至った理由のひとつでした。
スマートFに決めた理由
運用イメージに適切な機能の搭載と担当者の細かなフォロー
導入するシステムの選定にあたっては、まずはWEB検索から始まり、複数社で比較するため情報の収集を進めていました。
その段階で「スマートF」のHPに掲載されている「3分でわかるスマートF」という動画を見て、まさに自分たちが望む運用であり、かつ適切な機能であったことから検討を始めました。
試用期間で実際に使っていく中で、バーコードを読み取るだけで在庫情報が呼び出せる手軽さや、原料の在庫状況と製造に必要な使用量との照合が瞬時に行える点、そして棚卸がリスト方式で効率的にできる事が決め手となり、「スマートF」の導入を決めました。
また、使い始めの準備にあたり、日常業務との並行で限られた時間しかなかったものの、ネクスタの導入支援担当者の丁寧なフォローもあって、運用できると確信できたことも大きいです。
導入効果
在庫管理
正確な在庫管理と効率的な棚卸を工場稼働直後から達成
【導入前】
これまではOEM先に原料や資材の在庫管理を任せており、OEM先から送付されるPDFの在庫表と生産計画を目視で確認しながら原料の発注計画を立てていた。
自社工場の稼働により、管理から発注までの業務を全て自分たちで行なわねばならず、正確性の確保はもちろん、作業工数の増加や業務負担がいったいどれほどのものになるのか不安があった。
【導入後】
正確な在庫数量をリアルタイムで瞬時に把握できるようになり、これまでPDFデータで在庫表の原料ひとつずつを確認していた作業時間よりもはるかに短縮することができた。
さらに、生産計画データを登録することで、将来在庫が自動計算されるため、それを見ながらミスのない適正な発注もできるようになった。
【導入前】
棚卸はOEM先から送られてくる月次報告を確認するだけの作業だったので、自社の限られた人数でいかに効率的に行うかが課題だった。
【導入後】
「スマートF」から出力した棚卸リストと、携帯端末のハンディターミナルを使って、担当者1名で棚卸を行うことができ、当初想定していた時間より3時間も短縮できた。在庫高の確認も正確にできている。
お客様の声
自社工場立ち上げという一大プロジェクトの遂行において、自分たちの課題にフィットしつつ、スモールスタートができる「スマートF」は、まさにピッタリのシステムでした。
OEM先に在庫管理を任せていた時は、送られてくるPDFデータの在庫表と生産計画を確認して発注作業を行なっていたので、OEM先とのダブルチェックにより事前に発注ミスを防げていたのですが、自社での管理となると管理方法の確立はもちろん、発注ミスは何としても避けないといけませんでした。
「スマートF」を導入することで、バーコードを使って簡単に在庫管理ができ、将来在庫の計算までもできるので、在庫管理の業務フローがすぐに確立できました。アナログ管理だとここまでの徹底した管理は正直難しかったと思います。
また、工場稼働開始と同時に、少人数でもミスなく簡単に、在庫管理や棚卸作業ができたことで、今後の増員や生産拡大の計画がスムーズに進みそうです。
株式会社ネクスタ:導入支援担当の声
【運用提案する上で心掛けたこと】
株式会社オーセル様では、自社工場での製造開始に伴う初のシステム導入で、品番もないところからのスタートでした。
既存の運用に縛られることのない提案が可能だったので、できるだけシンプルな運用提案を心掛けました。
ハンディ端末での商品登録業務は、慣れないうちは工数が増えてしまうこともあるので、稼働した場合の物量や製造頻度を予め確認した上で、実際の運用に支障をきたさないように注意を払い、スムーズに運用できることを意識しました。
【導入時を振り返って】
品番体系やマスタ登録手順、入荷業務や生産登録のフローをお客様と相談しながら、一から構築していく作業はとてもやりがいがありました。導入後ほどなくして、お客様から「問題なく運用できており、在庫もリアルタイムで、ズレなく確認できて導入メリットを実感できている」と仰っていただけた時はとても嬉しかったです。