化粧品業界向け生産管理システム3選 費用・機能・導入方法で比較

化粧品業界向け生産管理システム

化粧品業界では、原材料・製品の種類が多く、ロットや期限の管理が複雑になりがちです。

一方、紙やエクセルでの管理が残っている中小・中堅化粧品メーカーも多いのが実情です。化粧品製造業に合う生産管理システムを導入すると、管理工数やミスの大幅削減が期待できます。

本記事では、化粧品向けの代表的な生産管理システムを3つ紹介し、それぞれの特徴や機能を詳しく比較しながら解説します。システム導入・刷新を検討される企業様が抱える、脱エクセル化や在庫・品質のトレーサビリティのお悩み解消にお役立てください。

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化粧品業界の生産管理が難しい理由

化粧品業界の生産管理が難しい理由

化粧品製造における生産管理の難易度は、あらゆる業界の中でも非常に高いと言えます。

一番の理由は、高い品質管理基準が求められるためです。化粧品は、人の肌に直接触れる製品であるため、さまざまな規格・規制に対応しなければなりません。特にISO22716(化粧品GMP)ではより細かい管理を求められます。

GMPでは、「誰がいつ作業をしても、必ず同じ高品質の製品をつくれること」が求められています。3つの原則として、人為的な誤りを最小限にすること、汚染および品質低下を防止すること、高い品質を保証するシステムを設計する必要があります。

しかし、化粧品の生産管理・在庫管理に必要な機能を備えていない生産管理システムでは、導入効果が限定されてしまうケースもあります。生産管理システムを検討する際は、化粧品業界向けの機能があるか、導入実績や事例はあるかを確認することをおすすめします。

→ 参考:化粧品業界向け 生産管理システムに必要な機能まとめはこちら

化粧品向け生産管理システムの比較まとめ

今回は、代表的な化粧品業界向け生産管理システムを3つ比較しました。それぞれの特徴や主な機能、価格イメージを、生産管理システムを開発する当社の視点から解説します。

システム名生産革新 BlendjinスーパーカクテルSmartF
ベンダー大塚商会内田洋行ネクスタ
導入実績不明6000本
(シリーズ累計)
350社以上
導入方法オンプレミスオンプレミス
(一部クラウド)
クラウド
特徴・配合業に特化した生産管理システム
・基幹業務システムと連携した製販一体型
・20年以上に及ぶ豊富な実績
・充実した機能と外部システムとの連携による拡張性
・初期費用を抑え、スモールスタートで導入可能
・製造業DX人材による導入コンサルティング
価格要問合せ要問合せ初期費用30万~
月額5.0万円~

オススメ①:生産革新 Blendjin

(引用:生産革新 Blendjin SMILE V 2nd Edition/株式会社大塚商会)

「生産革新 Blendjin」は、株式会社大塚商会が開発・提供する配合型生産管理システムです。同社は業種・業態に特化して、オリジナルの生産管理システムを6つ取り扱っております。その中でも「生産革新 Blendjin」は、化学製品・食品・香料・化粧品・薬品などの配合プロセスに強みを持つシステムです。

特徴

「生産革新 Blendjin」では、配合表やレシピをもとに、材料手配や製造指示を行えます。製品・材料・資材などの在庫管理に加えて、ロットトレース機能による品質管理品質検査の記録管理といった機能も備えています。

また、販売や会計などの基幹業務システム「SMILE」と連携した製販一体型のシステムでもあります。化粧品製造業の生産管理をトータルでサポートでき、生産・出荷・販売を一括管理できます。

主な機能

「生産革新 Blendjin」の主な機能は次の通りです。

  • 中間品や共通材料などの段階的な配合に対応
  • 多品種少量生産に対応した柔軟な生産計画の立案や発注、生産指示
  • 製品から原料、原料から製品、といったように双方向なロットトレース
  • 原料や半製品、受注品におけるロット別有効期限を含めて在庫管理
  • 品質検査する内容の管理や記録、検査成績書の発行
  • 「SMILE」の開発ツール「Custom AP Builder」を活用し、最小限の工数でカスタマイズ可能

導入方法

「生産革新 Blendjin」はオンプレミスで提供されるシステムです。高機能な製販一体型のシステムであり、関係する部署や業務も多いため、導入までの期間は半年〜1年以上かかる場合もあります。カスタマイズが必要な場合は、さらに期間や費用がかかる可能性もあるでしょう。

オススメ②:スーパーカクテル

(引用:スーパーカクテルシリーズ/株式会社内田洋行)

「スーパーカクテル」は、株式会社内田洋行が開発・提供するERP/基幹業務システムのシリーズです。1997年にリリースされて以来、中堅・中小企業を中心に450業種、6,000本以上の導入実績があります。業務プロセスの変化や顧客要望を受けて、機能強化やシステム連携が継続的に行われています。

特徴

化学品業向けソリューションとして、「スーパーカクテル Core se(セカンドエディション)」を提供しています。化学製品・化粧品などのプロセス型製造業に特化し、製販一体型統合パッケージ化したものです。「スーパーカクテル Core se」は、販売・生産・原価を統合した基幹システムでありながら、業務単位での導入も可能です。

このように、販売管理・生産管理・原価管理を軸として、業務プロセスの効率化を支援できる点が特徴です。また、同社が提供する次のシステムとの併用・連携も可能です。

  • RPAツール「Autoジョブ名人」
  • 電子帳票システム「XC-Gate.ENT」
  • 文書自動配信サービス「エアレポ」

主な機能

「スーパーカクテル Core se」の主な機能は次の通りです。

  • プロセス型製造業特有の業務フローに対応
  • 原料から製品までの流れや出荷先検索のトレーサビリティ
  • ハンディターミナルを使用して、入出荷検品作業の効率化
  • 対比表で予定と実績の差異を見える化し、生産計画の変更や原価の見直しをサポート
  • 検査工程ステータスを反映した在庫管理
  • 自動実行ツールを活用して、日報などの定型業務の手間を削減

導入方法

「スーパーカクテル」シリーズは、基本的にはオンプレミスで提供されるシステムです。しかし、最近では大手クラウドサービスに対応した「スーパーカクテルクラウド」も提供しています。

さらに、マネージドサービスとして、サーバー環境の構築と運用保守サービスをセットにした導入支援もあります。価格は要問い合わせとなっています。

オススメ③:SmartF(スマートF)

「SmartF」は、当社ネクスタが開発・提供しているクラウド型の生産管理システムです。2020年にリリースした比較的新しいシステムではありますが、様々な企業規模・業種の企業様350社以上で導入実績があります。機能数の多さから幅広い業界にフィットすることが強みで、化粧品業界の導入実績も多く持ちます。

「SmartF」の製品紹介ページを見る

特徴

「SmartF」の特徴は大きく2つあります。

1つ目は、スモールスタートで導入可能な点です。「SmartF」は在庫管理・工程管理・原価管理・品質管理など、機能ごとのモジュールで構成されています。課題の大きい業務に絞って最小限の機能で導入することで、現場の運用変更の負荷を最小限に抑えられます。導入後に少しずつ対象範囲を広げることで、リスクと現場の負担を抑えながらシステムを導入できます。

2つ目は、製造業・生産管理DX人材による導入コンサルティングです。製造現場でのシステム導入実績が豊富なIT人材が、導入前の無料診断で本質的な課題を抽出し、運用設計をご提案します。さらに導入時には、現場での運用サポート支援により、製造業DXの効果を早期に実感していただけます。

主な機能

「SmartF」の主な機能は次の通りです。

  • バーコードとハンディターミナルで、手間やミスなく作業の記録を行うとともに、品番や投入工程・順番のミスを撲滅
  • 計量器連携で、デジタルはかりの数値を自動的にシステム入力可能
  • リアルタイムかつ正確な原料在庫管理を実現し、所要量計算からの一括発注・発注連携によって発注の手間も大幅に削減
  • 品質ゲート機能によって期限切れや検査状態をチェックし、品質保証体制のシステム化
  • 原料ロットや検査結果、生産情報といった全てのデータをトレース
  • 品番別やロット別などの切り口で実際原価を見える化し、標準原価との予実管理
  • 帳票のレイアウトやデータの取込/出力フォーマットを自由に設定し、外部システムと連携しながら管理

価格

「SmartF」はクラウド型のため、オンプレミス型と比較すると初期費用を圧倒的に小さく抑えられます。

→ クラウド型の特徴・オンプレミス型との違いとは

たとえば、1機能のみのミニマムなプランでは、初期導入費用50万円・月額5.0万円程度から見積可能です。まずは最小構成でスモールスタートする導入方法なら、管理システムに大きな予算が取れない企業も、コスト・リスク双方を抑えて導入できます。

生産管理システムSmartFの導入事例4選

必要な機能に絞って、低コストで導入できる生産管理システムSmartF(スマートF)の導入事例を4つご紹介します。

導入事例①: 化粧品特有の複雑な所要量計算を自動化

多くの原料を調合する化粧品向けの生産管理システムでは、複雑な所要量計算による発注管理を行う必要があります。

ある企業様では、自動車製品向けで使用していた既存の生産管理システムを一部カスタムし、化粧品向けにも転用していました。しかし、こうした配合を前提とした所要量計算には対応できず、欠品を防ぐための将来在庫の把握が困難です。原材料の発注点を見極めるため、手間のかかるエクセル計算を都度行っていました。

既存システムの置き換えは難しいため、機能を絞って導入でき、外部システムとも連携できるSmartFを選定頂きました。既存システムの生産・在庫データをCSVファイルでSmartFに取り込み、所要量計算を自動で行う仕組みを構築。追加注文や納期変更の都度行っていたエクセル計算が不要となり、工数削減だけでなく、発注業務の属人化も解消されました。

→既存システムと共存しながら、所要量計算の手間を年間100時間削減した事例はこちら

導入事例②: 計量器とシステムの連携で、複雑なトレーサビリティを強化

化粧品業界では1品目あたり20〜30種の原料を扱うため、計量数値の正確なトレーサビリティは大きな課題となります。

ある企業様では、これらの原料の計量値を目視確認し、手書き帳票に記録したのち、販売管理ソフトに入力していました。しかし、手入力の手間がかかるうえリアルタイム性にも欠け、品質トレーサビリティに時間を要する状況でした。

デジタル計量器の表示値をSmartFに自動反映させ、ラベル印刷できる仕組みを導入。これにより、計量結果を正確かつリアルタイムに記録・追跡できるようになり、システムへの手入力作業を撲滅できました。年間120時間の工数削減とともに、品質トレーサビリティ強化も実現しました。

→計量器連携、将来在庫の自動計算とCSV取込で工数を大幅削減した事例はこちら

導入事例③: バーコード管理の併用で、原料の誤使用・誤投入を撲滅

原料の秤量や投入順序を誤ると仕上がりの製品規格がNGとなり、途中まで投入した材料を全て処分する必要があります。

ある企業様の場合、多くの原料種を扱う場合には、誤使用・誤投入による廃棄ロスが数千万円にも上っていました。

そこで、原料受け入れ時に印字したバーコードラベルを工程投入前に読みとり、正しい原料かどうかを照合する操作を追加。その結果、経験の浅い作業者であっても、原料や数量、投入順序の間違いに気づけるようになりました。さらに、時間を要していた棚卸作業の大幅な効率化も実現しました。

→原料の誤投入ゼロを実現し、数千万円もの年間損失額をゼロにした事例はこちら

導入事例④: 2拠点の複雑なロット・期限管理の脱エクセル化

化粧品の在庫管理には、多くの原料・製品に対して、ロット・期限・在庫量をセットで管理することが欠かせません。しかし、一般的かつ安価なパッケージシステムの場合、多拠点におけるロットや期限を管理できないケースもあります。

ある企業様では、自社開発の基幹システム、WMS(倉庫管理システム)に加え、エクセルを併用した在庫管理を行っていました。しかし、業務拡大に伴い限界を迎えたため、必要な構成に絞ってスモールスタートできるSmartFに全面刷新。化粧品特有の複雑なロット・期限・在庫の管理をシステムで完結し、発注・納期管理業務の効率化も実現しました。

→ロット・期限管理、2拠点の管理工数を年間300時間以上削減!年間3600枚分の印刷コストも削減

化粧品の複雑な生産管理を低コストで実現するなら「SmartF」

中小規模の化粧品製造業で生産管理システムを検討中であれば、弊社ネクスタの「SmartF(スマートF)」のトライアルを是非ご検討ください。高額な生産管理システムの場合、自社で活用できない高度な機能が多数あり、現場の混乱を招くケースも少なくありません。

「SmartF」であれば導入コスト、リスクや現場の負担を最小限に抑えながら、必要な機能に絞ってシステム導入が可能です。エクセル管理から脱却したい、DXを自社にも導入したいという企業様は、お気軽にご相談ください。

化粧品製造業向け生産管理システムはこちら

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初期費用相場や選び方のポイントをチェック

生産管理システムをそれぞれの特徴や初期費用相場などで比較したい場合は、「生産管理システムランキング」も是非ご覧ください。生産管理システムは、自社の製品・生産方式・企業規模などに適したものを導入しないと、得られるメリットが限定されてしまいます。事前適合性チェックや生産管理システムを選ぶ前に押さえておきたいポイントも解説していますので、製品選びの参考にしてみてください。

生産管理システムのランキング22選!機能や特徴、導入メリット、選び方をまとめてご紹介

この記事の著者

SmartF

株式会社ネクスタ DXメディア編集部

生産管理システムSmartF(スマートF)の開発と、250以上の現場改善をしてきたノウハウを活かし、製造業DXに関する情報をわかりやすく解説。アナログな現場や生産効率化に悩む、すべての現場へ役立つメディアを運営しています。

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