2026年08月04日
【生産管理システム】発注期限管理で無駄な発注を抑制!脱属人化で誰でも使える一貫システムを実現

藤倉電気工業株式会社
| 業界 | その他製造業 |
|---|---|
| 会社規模 | 100~299人 |
| 機能 | 在庫管理、工程管理、発注管理 |
| 生産の特徴 | 個別受注生産 |
システム概要
課題
- 在庫の確認がリアルタイムでなく、翌日に反映されるためタイムラグがあった
- 旧システムは複雑で経験者しか扱えず、マニュアルなしでは操作が進まなかった
- 発注期限が来ると自動で発注される一方、事前に確認するフローがなく過剰発注が発生しやすかった
解決策
- 入出庫記録をバーコード管理にし、在庫状況をシステム上でリアルタイムに把握
- 生産計画から発注、製造までを一貫して扱えるわかりやすい画面UIのSmartFを活用
- SmartF上で現在在庫や発注期限・発注ロットを確認運用
効果
- 在庫がリアルタイムに見えるようになり、過剰な在庫が減った
- 誰でもSmartFを操作できるようになり、属人化が解消された
- 曜日ごとに発注業務をルーティン化し、無駄な発注を出さない仕組みを実現した
導入の背景
使用継続不可となった専用システムの代替として、生産から発注まで一貫できる仕組みを求めていた
火災報知設備用の警報ベルや光警報装置などを製造する藤倉電気工業株式会社様。同社ではこれまで、別のグループ会社で使用していた独自システムで生産管理を行われていました。しかし、そのシステムが使用を継続できなくなり、代替となる仕組みの導入が急務となりました。
旧システムは高度にカスタマイズされた専用システムで、操作は経験者でないと進められず、業務が属人化していました。在庫の確認もリアルタイムではない状態でした。
このような状況から、同社は生産計画から発注、製造までがつながる一貫したシステムを探し始められました。使用を継続できないという事情もあり、検討開始から約2カ月という短期間で導入を決定されています。

SmartF(スマートF)に決めた理由
生産管理領域への強みと、Web商談でのわかりやすい説明が決め手に
システムの選定にあたり、同社ではSmartFを含めて3社の製品を比較検討されました。しかし、他の2社は生産管理の領域に強みがなく、同社が求める一貫した運用は難しく見えました。
一方、SmartFは生産管理領域への強みを高く評価いただきました。特に、Web商談での説明が一番わかりやすかった点が、選定の大きな後押しとなったとのことです。営業担当者の対応も前向きに受け止めていただき、SmartFの導入を決定いただきました。
導入効果
有効在庫のリアルタイム把握で過剰在庫を削減
【導入前】在庫引当の確認がリアルタイムでなく、翌日に反映されるためタイムラグがあった
入出庫結果のシステム反映が翌日で、在庫の状況をリアルタイムに確認することができなかった。そのため、その時点の正確な在庫を把握しづらい状態だった。
この遅れが発注の判断を難しくし、過剰な在庫を抱える要因の一つとなっていた。在庫の動きを追いきれず、必要以上の在庫を持ちやすい状況が続いていた。
【導入後】有効在庫がリアルタイムに見えるようになり、過剰な在庫が減った
SmartFと連携したハンディ端末を現場で活用し、入出庫情報を更新する運用を導入。在庫の状況をシステム上でリアルタイムに把握できるようになった。
さらにSmartF上で在庫管理と発注期限管理を組み合わせることで、必要な量を見ながら発注できる状態になった。その結果、抱えていた在庫は目に見える形で減り、過剰な在庫の削減につながっている。必要なタイミングで在庫を確認できるようになり、発注の判断もしやすくなった。

【在庫管理】SmartF 導入前後の変化
・在庫引当の反映に翌日までのタイムラグ
・正確な在庫が見えず過剰在庫の要因に
↓
・有効在庫をリアルタイムに把握
・発注期限管理と組み合わせ(過剰な在庫を削減)
操作の標準化で属人化を解消
【導入前】旧システムは複雑で経験者しか扱えず、マニュアルなしでは操作が進まなかった
従来の独自システムは、生産の上流から下流までが一気通貫でつながる一方、汎用性が低く複雑な構成だった。担当者が独力で業務を進めることは難しく、操作できるのは経験者に限られていた。そのため、業務が特定の担当者に依存する状態が続いていた。新しく担当する人はマニュアルを見ながらでないと作業を進められず、属人化が大きな課題となっていた。
【導入後】誰でもSmartFを操作できるようになり、属人化が解消された
導入後は、SmartFのわかりやすい画面構成により、経験の浅い担当者でも操作できるようになった。旧システムでは経験者しか扱えなかった業務が、新しい担当者でも進められるようになっている。マニュアルに頼りきりだった状態から脱し、特定の担当者に業務が偏る属人化が解消された。
さらに、経験の有無にかかわらず同じ手順で作業できるため、業務の標準化も進んでいる。
【業務の標準化】SmartF 導入前後の変化
・複雑な旧システムで経験者しか操作できない
・マニュアルなしでは作業が進まず属人化
↓
・わかりやすい画面構成で誰でも操作可能
・特定担当者への依存を解消(脱属人化を実現)
自作のSmartFカレンダーを用いた曜日別の発注期限管理で無駄な発注を抑制
【導入前】発注期限が来ると自動で発注される一方、事前に確認するフローがなく過剰発注が発生しやすかった
旧システムは、発注期限が来ると自動的に発注される仕組みだった。発注そのものに手間はかからなかったが、発注する前に内容を確認するフローがなく、本当に必要な量かどうかを見極めないまま発注が行われていた。結果として、過剰な発注が発生しやすく、在庫を余分に抱える一因ともなっていた。
【導入後】曜日ごとに発注業務をルーティン化し、無駄な発注を出さない仕組みを実現した
SmartFの導入より、現在在庫・発注期限・発注ロットを確認する運用が定着した。火曜日に翌月発注分を確定し、水曜日に翌々月分を絞り込み、木曜日に確定してリリースするという「曜日ごとの発注業務ルーティン化」で、無駄な発注を出さない仕組みが実現した。また、外注リリースや関係者への生産状況共有も同じ運用に組み込めた。
この発注期限管理の運用の導入後、担当者の感覚値として、月間約300時間ほどの業務時間削減につながっている。

【発注管理】SmartF 導入前後の変化
・発注期限が来ると自動で発注(事前の確認フローなし)
・内容を精査しないまま発注され過剰発注が発生しやすい
↓
・曜日別の発注期限管理カレンダーで発注を絞り込み
・無駄な発注を出さない仕組みを実現(月間約300時間の削減/担当者の感覚値)
お客様の声
旧システムからの切り替えにあたって、私たちが現場に伝えたのは「スマートFを愛せ」という言葉でした。旧システムの操作をそのまま真似るのではなく、新しいシステムを主体的に理解して使いこなそう、という意識づけを大切にしました。
いきなりすべてを自動化するのではなく、在庫のマッチングや発注データの扱いなどを、手動から自動へと段階的に慣らしていきました。おかげで現場も無理なく移行でき、2025年10月には本稼働を迎えることができました。
生産計画や出荷指示も違和感なく移行できた
生産計画や出荷指示については、旧システムとほぼ同じ運用を再現することができました。日々の業務で使う部分が大きく変わらなかったため、現場は違和感なく新しいシステムへ移行できたと感じています。求めていた一貫した流れで生産管理を扱える点は、私たちが目指していた形そのものでした。
要望に応えた機能追加が他社にはない強みに
導入の際には、発注期限の並び替えができるようにしてほしいとお願いしました。その後、CSV出力や取込の機能についても追加を要望したところ、開発側で実際に機能として追加していただけました。こうした要望への対応は、他社にはない差別化のポイントだと感じています。
旧システムでは接続や連携の設定が複雑で、発注が正しく出ないこともありました。SmartFは裏側の連携がよく作り込まれており、そうした不具合の心配が少ない点も安心しています。
発注期限機能のさらなる改善に期待
発注業務は私たちが最も重視している部分です。今後も、発注期限の並び替えやCSV連携といった機能が、さらに使いやすく改善されていくことを期待しています。引き続き宜しくお願い致します。
株式会社ネクスタ:営業担当の声

【提案時を振り返って】
「現状のシステムはオーバースペックで使えないため、なるべく早く新システムを導入し、早々に本稼働させたい」という強いご要望をいただいた際、その期待に応えるためにスケジュール管理等を念入りに行いました。無事に本稼働を迎えられたことを大変嬉しく思うとともに、引き続き藤倉電気様の力強いパートナーでありたいと願っております。
【導入効果を受けて】
最も印象的だったのは、お客様が「スマートFを愛せ」という言葉です。現場の皆様に主体的なシステム活用を促していただき、段階的に移行されたおかげで、本稼働を無事に迎えていただけたと感じています。旧システムの良さを残しつつ、一貫した生産管理という目標を実現できたことを大変嬉しく思います。
また、発注期限の並び替えやCSV連携などの機能追加要望に対し、スピーディーに対応できた点を「他社にはない強み」と評価いただけたことは、開発・営業チームにとって大きな励みとなりました。 今後さらに使いやすいシステムへと進化させていけるよう、引き続き全力でサポートさせていただきます。

火災報知設備用の各種警報ベルや光警報装置、火災感知器部品などの製造・販売を手掛ける。設計・施工から保守・点検までを一貫して担い、火災警報ベルは国内シェア約80%を占める。









