2026年03月17日
【工程管理システム】生産管理の脱・属人化で誰でも納期回答可能に!不適合品の理由もデータ化し不良原因分析までできる体制へ

泉陽工業株式会社
| 業界 | 金属加工業界 |
|---|---|
| 会社規模 | 30~99人 |
| 機能 | 工程管理 |
システム概要
課題
- 生産計画はローカル環境に保存されたエクセルでしか確認できず、納期回答できるのは社長のみだった
- 紙の日報に書かれた不良理由の情報をデータ活用できていなかった
解決策
- 生産計画に対する作業進捗をSmartFへ入力し、工程全体を見える化する仕組みを導入
- 生産進捗だけでなく、不適合品(不合格品)の管理までシステム化
効果
- 生産計画や工程進捗をSmartF上で確認可能になり、納期回答を脱・属人化
- 不良理由のデータ化により、品質改善に向けた分析が可能に
導入の背景
エクセル・紙の管理から脱却し、生産情報の一元化とDX文化の形成を目指す
工業用機器や塗装用機器など、さまざまな業界向けの精密部品を製造する泉陽工業様。エクセルや紙ベースでの生産管理の仕組みを変えたいとの思いで、システム検討を開始されました。
同社が一番の課題だと感じられていたことは、アナログ管理ゆえに情報の一元管理が難しく、生産の全体像の把握が困難という点でした。例えば、サイクルタイムや製品工程などのデータが様々な場所に分散しており、全体の生産状況を把握するには時間がかかる状況でした。そのため、生産に関する情報を工程管理表で一元管理し、誰でも状況を把握できる仕組みが必要でした。
また、長期的な成長のため、会社全体としてDXツールを活用する文化を作りたかったという思いもあります。さらに、クラウドシステムの活用は、新規顧客の開拓時にも先進的な企業姿勢のアピールに繋がり、営業面にもメリットが期待できるとの判断で、システム導入の方向性を決定されました。

SmartF(スマートF)に決めた理由
バーティカルSaaSならではの現場解像度の高さと、製造業に特化した機能開発への期待
同社は、インターネット検索や生成AIを活用し、システム検討のための情報収集を行いました。他社も3社ほど比較検討し、その中でSmartFを選んでいただいた理由は以下3点です。
- 製造業に特化したバーティカルSaaSである
- 各担当者の現場解像度が高い
- 機能開発のスピードが早い
最大の理由は、製造業に特化したバーティカルSaaSで、製造業のニーズを汲み取った機能アップデートに期待できると感じていただいたからです。他社でホリゾンタル系SaaSのシステムも検討された中で、SmartFの工程管理表の見やすさや、担当者の現場理解の高さなど、業界特化システムならではの強みを評価いただきました。また、機能開発の速度が他社より速いという点も、信頼できると感じていただき、導入決定に至ったとのことです。
導入効果
工程進捗管理のシステム化で納期回答の属人化解消・負担軽減
【導入前】生産計画はローカル環境に保存されたエクセルでしか確認できず、納期回答できるのは社長のみだった
生産計画の全体像を確認できるのは、社長のパソコンにローカル保存されたエクセルのみだった。そのため、社長以外が全体の進捗状況を把握できず、顧客から納期の問い合わせがあっても、社長不在時は即座に回答できなかった。
また、同社は得意先のシステムにて、ほぼ毎日納期回答を入力しており、その作業も社長しか行えない状況だった。
【導入後】生産計画や工程進捗をSmartF上で確認可能になり、納期回答を脱・属人化
生産計画に対する作業進捗をSmartFへ入力し、工程全体を見える化する仕組みを導入。SmartFの工程管理表を見るだけで生産管理の全体像や進捗状況(予実)が把握できるようになったため、社内確認に時間をかけることなく、その場でお客様へ直接回答できるようになった
これにより、日々のシステム上の納期回答から急ぎの納期確認まで、社長以外の担当者が納期回答を行えるようになった。
不適合品(不良品)の記録と原因分析基盤の構築
【導入前】紙の日報に書かれた不良理由の情報をデータ活用できていなかった
現場では、紙の日報を用いて生産実績を管理していた。日報には作業実績や不合格品の個数、不良理由(例:外形マイナスや落下など)が手書きで記載されていた。
日報に記録した作業実績や不良数は事務担当が基幹システムに入力していたものの、不良理由についてはデータ化されず紙のまま保管されていた。そのため、発生原因の傾向分析などの改善活動に活かしきれていなかった。
【導入後】不良理由のデータ化により、品質改善に向けた分析が可能に
SmartFにて生産実績を記録する運用を導入し、生産進捗・不適合品(不合格品)の管理をシステム化。不合格の理由も合わせてシステムに入力し、データとして記録できるようになったことで、どのロットでどのような不良が発生したのかを容易に確認できるようになった。
さらに、不良原因の分析(作業者起因なのか、段取り起因なのか等)がしやすくなり、品質改善に役立っている。

お客様の声
製造業、特に生産管理に特化したバーティカルSaaSプロダクトがまだまだ少ない中、SmartFは最も製造業に特化したシステムでした。一般的には、幅広い業界向けに作られているホリゾンタル系SaaSが良いと感じる企業も多いかと思いますが、現場を深く理解したうえでニーズを汲み取って開発する「業界特化型システム」の導入メリットは改めて大きいと感じました。
最近は、生産管理システムの導入を取引先へPRする取り組みも始めています。その改善の姿勢を評価していただく機会が徐々に増え、新規注文に繋がるケースも出てきました。SmartFが、生産性向上だけでなく、売上向上にも役立つ可能性を感じています。
今は現場の負担を考え、SmartFの導入範囲をあえて絞っていますが、今後は現場全体のシステム化を少しずつ推進していく予定です。そのためにも、担当者向けマニュアルの作成や小さな成功体験を詰める環境作りを進めています。実際に、はじめはシステム導入に抵抗感があった現場でも、一部から「現場にもパソコンを置いてほしい」という声が上がってくるなどの変化を感じ始めています。こちらからも現場の皆さんに「システム化すると自分たちの作業も結果的に楽になる、便利だ」と思ってもらい、前向きにシステム活用してもらえるようにしていきたいです。
今後のSmartFの機能アップデートにより、より現場で活用しやすくなることにも期待しています。引き続きよろしくお願いします。

課長 野村様
株式会社ネクスタ:営業担当の声

【提案時を振り返って】
泉陽工業様は、長年の経験に裏打ちされた高度な技術力を持つ一方で、管理面では紙とエクセルによる属人化が大きな課題となっていました。提案にあたって私が最も注力したのは、現場の方々の「システムへの心理的ハードル」をいかに下げるかです。多機能なSmartFですが、あえて最初から全てを詰め込まず、現場の負担を最小限に抑える「スモールスタート」を提案しました。
「今のやり方を否定せず、まずは工程管理をデジタルに置き換えるだけ」という、導入のしやすさと拡張性のバランスを評価いただけたことが、信頼獲得の決め手になったと感じています。
【導入効果を受けて】
導入から数ヶ月が経ち、当初の目的であった「属人化の解消」以上の大きな変化が生まれていることを、営業担当として非常に嬉しく感じています。
特に印象的なのは、現場の方々の変化です。導入前はITへの抵抗感への懸念をお伺いしておりましたが、今では現場から目向きな声が上がるようになっているとのことで、「システム化は自分たちの作業を楽にするものだ」という実感が芽生え始めている状態であると感じました。あえて導入範囲を絞り、小さな成功体験を積み重ねる「スモールスタート」の徹底で、まさに理想的な定着プロセスを歩まれていることを非常にうれしく思います。
株式会社ネクスタ:導入支援担当の声

【運用提案する上で心掛けたこと】
生産計画のExcel管理や生産実績のデータ化が大きな課題となっていたため、現場の方々がいかに「なめらかに工程実績を登録できるか」という、入力負荷の軽減と導線の設計を最優先に検討いたしました。
マスタ構築のフェーズでは、野村様に迅速な確認と検証作業を行っていただいたおかげで、運用基盤を短期間で構築することができました。二人三脚で進められたことが、スムーズな立ち上げの大きな要因だと感じております。
【導入時を振り返って】
泉陽工業様の工場へ直接足を運び、リアルな現場業務や特有の事情を直接お伺いできたことは、私にとっても非常に貴重な経験となりました。汎用的なシステムを製造現場の最適解へと落とし込む難しさを改めて実感すると同時に、その壁を乗り越えるやりがいも感じることができました。
何より、現状を改善しようと真摯に向き合い、密にコミュニケーションを取ってくださった野村様のご尽力があったからこその成果だと確信しております。この場を借りて、改めて深く感謝申し上げます。
SaaSのキャリアもある野村様が、SmartFを駆使してさらなるDXを実現されることを、心より楽しみにしております。今後とも末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。

釣り具、工業用、塗装機器、医療機器など、幅広い分野の精密機械部品における製造・加工・組立を一貫して手掛ける。最新鋭の機械と熟練の職人技を融合させた加工部門や、女性スタッフが90%以上を占める組立部門を併設。長年培った技術とノウハウで、高品質かつ安定した製品を世に送り出している。














