2025年12月12日
【工程管理システム】バーコード入力でリアルタイムに生産進捗を見える化!管理者・作業者双方の業務効率化を実現

株式会社キザキ
| 業界 | 金属加工業界 |
|---|---|
| 会社規模 | ~30人 |
| 機能 | 工程管理、生産管理 |
システム概要
課題
- アナログな情報共有で伝達ミスをなくすのが困難
- 生産全体の進捗を把握するため、1日2回の現場巡回
- 生産計画は担当者1名がExcelで立案
解決策
- SmartFの工程進捗管理機能を導入
- SmartFと連携するハンディ端末でバーコード管理を導入
効果
- 全社員がリアルタイムで正確な進捗をシステム上で確認可能に
- 他部署を含め、全工程の生産状況が把握できる体制に
- 受注情報をもとに生産計画データを自動作成
導入の背景
10年前のシステム導入断念を乗り越え「生産の見える化」を目指す
高いアルミパイプ加工技術で、スキーポールやトレッキングポールなどの金属加工品を製造するキザキ様。以前は、生産管理を主にExcelを用いて行っていました。しかし、このやり方では社内全体への情報浸透が難しく、生産予定や進捗状況の共有も困難でした。
同社は、10年ほど前にもDX化を検討したことがありました。しかし、当時紹介されたものはスクラッチ開発型の高額なシステムで、一から開発・設計を行うための手間やコスト面から導入を断念した経緯があります。それから10年経ち、社長を筆頭にシステム導入による 「生産の見える化」 を再び目指すこととなり、新たなシステム導入の検討が始まりました。

SmartF(スマートF)に決めた理由
納得感のある価格・機能で、トライアルから始められた

10年前に一度システム導入を断念した中、SmartFの導入を決めていただいた主な理由は、以下2点です。
- 試す価値があると感じられる金額感だった
- 実現したい管理手法とSmartFの提案内容が一致していた
SmartFを知ったきっかけが、以前からDX化や補助金について相談していた銀行からの紹介だったこともあり、今回は他社製品との比較検討は行わず、SmartFのトライアルを経て本格導入をしていただきました。
導入効果
リアルタイムな進捗把握で「言った言わない」を解消
【導入前】アナログな情報共有で伝達ミスをなくすのが困難
進捗状況の共有は、週に1回の口頭発表を中心に、紙の生産予定表を用いて実施。しかし、口頭での伝達には、聞き漏らしや認識違いをゼロにできないという課題があった。
【導入後】全社員がリアルタイムで正確な進捗をシステム上で確認可能に
ハンディ端末で各工程のバーコードスキャンするだけで、作業履歴をSmartF上に記録できるように。全社員が、作業進捗をシステム上でリアルタイムに確認できるようになった。これにより、生産進捗の伝達ミスの懸念が払拭できた。
この「生産進捗の見える化」は、管理側だけでなく、現場従業員にとってもメリットが大きい。全体の進捗が把握できるようになると、自分たちの作業日程に間に合うかどうかが可視化できるため、現場での作業判断がしやすくなった。

現場へ出向いて進捗確認する手間を大幅削減
【導入前】生産全体の進捗を把握するため、1日2回の現場巡回
最新の生産進捗が見えなかったため、他部署の進捗を確認するために担当者が現場を回る必要があった。現場巡回は1日2回、合計20分程度かけていた。
【導入後】他部署を含め、全工程の生産状況が把握できる体制に
SmartF上に全工程の作業進捗をリアルタイムに登録する運用で、パソコン上で「どの作業が終わっているか」が一目で分かるようになった。これにより、他部署の進捗もすぐに確認できるため、現場を回る手間が大幅に減少した。

【工程進捗管理】SmartF 導入前後の変化
・確定納期の管理がで・紙や口頭での生産進捗の共有
↓
・パソコンから全体の生産進捗をいつでも確認可能に
生産計画業務の属人化を解消
【導入前】生産計画は担当者1名がExcelで立案
計画立案の担当者は1名のみで、Excelの手入力で実施していた。担当者以外がExcelの生産計画表を扱うことが難しく、担当者が不在になると業務が滞るリスクがあった。
【導入後】受注情報をもとに生産計画データを自動作成
SmartFにて、CSVで取り込んだ受注情報をもとに、生産計画や生産指示書を自動作成する運用を導入。生産計画をシステム上で作成・管理できるようになったことで、特定の担当者に依存しない計画立案の体制を実現できた。

お客様の声
10年前にシステムを検討した際は、価格もシステム構築もハードルが高い印象で「自分たちにはまだ早いな」と感じていました。しかし、費用感が合い、試用も可能なSmartFで、当社もようやくDX化に着手することができました。特に、各部署でのバーコードスキャンによる生産登録で、リアルタイムに進捗状況が把握できるようになったことは、大きなメリットだと感じています。
現在はSmartFの生産管理の部分に絞って導入していますが、今後は在庫管理機能も導入していきたいと考えています。在庫管理まで拡張することで、生産指示が出た際に部品の過不足を即時把握できるようにしたいと期待しています。今後もアナログな管理業務の効率化を進めていければと思いますので、引き続き宜しくお願いします。

代表取締役社長 木﨑様
株式会社ネクスタ:営業担当の声

キザキ様は、長年Excelによる進捗管理を行っていらっしゃいました。そのため、「いつ・何が生産されるか」をベテラン社員が頭の中で管理しているという、属人化に課題をお持ちでした。
そんな中、お打合せの中で、社長様が「DX化を進めていきたい」と先頭に立ち、旗を振っていただけた印象がございます。その推進力によって、スムーズにトライアル導入まで進めていただきました。
実際の効果面を見ても、誰かに依存した管理体制から見事に脱却されてきていると感じました。標準化した運用や工程の見える化も実現し、足元の課題感をスモールスタートで解消されており嬉しく思います!
SmartFを選んでいただけた決め手:3つのポイント
SmartFが選ばれた理由は、以下の3点に集約されると考えております。
- スモールスタートが可能:いきなり完成形を目指すのではなく、まずは手軽に始められる点。
- 拡張性(ステップアップ導入):「ゆくゆくは所要量計算まで行いたい」という経営課題に対し、段階を経て機能を拡張できるロードマップを示せた点。
- 圧倒的なコストパフォーマンス :「補助金を活用しなくても導入できる」と感じていただける価格設定。
システム導入を検討中の製造業の皆様へ
「システムは高すぎて手が出ない」 「今のやり方を変えるのが怖い」
もし、そう思ってシステム化を先送りにされているなら、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。
これまでの生産管理システムは、確かに「数千万円」が当たり前の世界でした。しかし、今は違います。最初から完璧を目指す必要はありません。
- まずは「在庫が見える」ようにするだけ。
- まずは「日報をシステム化にする」だけ。
そんな「スモールスタート」から始めて、現場が慣れてきたら徐々に機能を拡張していく。それが、失敗しないシステム導入の近道です。ベテラン社員が持つ貴重なノウハウを、システムという「会社の資産」に変えていく。 その第一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか?

スキーポールのトップメーカーとして、高品質な製品づくりを国内一貫で生産する純国産メーカー。近年はアルミパイプ加工の技術力や企画力を活かし、ノルディック・ウォークポールなどにも製品ラインナップを拡大。陸上競技の槍など、高い精度が求められる製品も手掛けている。















