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2023年10⽉27⽇

【在庫管理システム】鋼材の在庫管理をバーコード管理化!リアルタイムの在庫把握&ロットトレースが可能に

【在庫管理システム】鋼材の在庫管理をバーコード管理化!リアルタイムの在庫把握&ロットトレースが可能に
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低コストでライトに始める生産管理システム

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日星精工株式会社

業界 金属加工業界
会社規模 30~99人
機能 在庫管理

システム概要

課題

  • 毎月、エクセルでの材料在庫管理表の作成に約2日かかる
  • 材料ロットの管理が不十分で、古いロットが後から見つかるケースがあった
  • 現場に実在庫数を確認しに行くことが度々あった

解決策

  • ハンディ端末とバーコード管理で、材料の入出庫記録を自動化&リアルタイム反映
  • ロットトレース機能を導入

効果

  • 在庫管理表の作成時間が2~3時間に短縮
  • 材料ロットの見落としがなくなり、先入先出やロット指定の徹底化
  • 常にスマートF上で最新の在庫数が確認可能に

導入の背景

紙とエクセルによる材料の在庫管理で、実在庫とのズレが顕在化

難易度の高い特殊鋼も扱うことができる、国産ボルトメーカーの日星精工株式会社様。高い技術力や品質が評価され、自動車や産業機械、建設機械など、幅広い業界で同社製品が採用されています。

自社製造のボルトやパーツ部品は、自社の別システムで在庫管理や生産管理を行っています。しかし、鋼材の在庫については、紙やエクセルによる属人的な管理が残っていました。管理メンバー間で「材料の在庫管理も、いつかはシステム化しなければならない」という課題感はありつつも、しばらくはアナログ管理が続いていました。ところが、材料在庫の棚卸しを行ったところ、台帳と実在庫の差異があることが顕在化。現状を改善すべく、スマートFを導入していただきました。

スマートFに決めた理由

初期費用を抑えたうえで、やりたい運用が十分できると思えた

同社が材料の在庫管理システムを導入するにあたり、ネクスタを含め4社で比較検討されていました。ネクスタ以外の3社は、ユーザー向けに一からシステムを構築するプランで、導入費用は500万円から数千万円と高額でした。一方、当社のスマートFはクラウドサービスのため、少ない初期費用でスモールスタートできます。

さらに決め手となったのは、低コストのスマートFでも、同社が希望する運用方法を十分実現できると確信できたことです。一からシステムを構築する場合と違い、スマートFは既存システムをユーザーごとの運用に合わせて設定・カスタマイズします。そのため、商談時に実際の画面も見ていただきながら、具体的な機能の説明が可能です。運用方法を事前に確認し、十分な機能を備えているとご判断いただきました。

導入効果

約2日かかっていた材料種別の在庫管理表が、2~3時間で作れるように

【導入前】

日々の材料在庫は管理しておらず、毎月1回、入荷実績数と使用数から算出してエクセルの在庫管理表を作成していた。このリスト以外で在庫を確認するには、現場を見に行くしかなかった。

月次の在庫管理表は、材料管理の担当者1名が作成する。まず、入荷した材料の1ヶ月分の納品書をまとめ、入荷実績としてエクセルに入力する。次に、現場で管理している手書き帳票の記録(材料を倉庫から出す際と、使わなかった材料を倉庫に戻す際、移動数を都度書き込む)を1枚ずつ確認し、現在庫を算出していた。これらの情報をもとに、材料の鋼種やサイズごとに分類したエクセルの在庫表を作成するのに、約2日かかっていた。さらにその後は、経理向けのエクセル在庫帳票にも一部転記しなければならない。

この手書きとエクセルの管理には、時間がかかるだけでなく、ヒューマンエラーがなくならないという課題もあった。手書き帳票の記入漏れや読み間違い、エクセルへの転記ミス等が原因で、在庫表と実在庫数にズレが発生していた。数ヶ月に1度は、あると思っていた在庫がないというトラブルも起きていた。

【導入後】

スマートFとハンディ端末を導入し、材料の入出庫はすべてバーコード管理に移行。材料を使ったり倉庫に戻したりするたびに記録していた手書き帳票が不要になった。入出庫数を計算する手間がなくなったことで、今まで約2日かかっていた鋼種・サイズごとの在庫表の作成は、2~3時間で終わるようになった。

今後もスマートFを利用する業務を広げ、入荷実績や在庫帳票のエクセルデータ作成もなくしていく予定。

ロットトレースが可能になり、属人的だった先入先出の管理もシステム化

【導入前】

材料の先入先出はしていたが、作業者が端材を優先して使うなどの属人的な管理だった。入荷した材料にはサプライヤーの荷札が付いているが、鋼種やサイズ等の材料情報しか記載されておらず、入荷日までは管理していなかった。そのため、古い材料が残っていることが後から発覚するケースも度々あった。長期保管により、鋼材表面の被膜が劣化した場合は、再被膜処理が必要になってしまう。

また、材料のロットを指定して製造しなければならない製品もある。その製品で誤った材料を使ってしまうと、ロットアウトしなければならない。

【導入後】

スマートFでロットトレースが可能になり、ロットを指定して材料の払出ができるようになった。作業者の感覚ではなく、システム上で古いロットを判断できるので、先入先出が徹底できる。万が一古い材料が残っている場合も、スマートF導入後はすぐに気付けるようになった。

現在、手書きの利用実績の帳票もなくす方向で、ハンディターミナルのみでのロット管理に移行中。

在庫確認のため現場に行く手間がなくなった

【導入前】

材料が少なくなってきた際の都度発注では、実在庫数を確実に把握するため、実際に現場在庫を確認しにいく場合があった。

【導入後】

現場での材料の入出庫記録は、すべてハンディターミナルでリアルタイム反映。スマートFで常に最新の在庫数を確認できるため、実在庫を確認しにいく手間はゼロになった。

今後は基幹システムの生産計画とスマートFを連携し、内示発注の手間を減らす運用も検討している。

お客様の声

新たな在庫管理システムとバーコード管理の導入でしたが、早い人は1週間ほどで慣れることができました。ネクスタの担当者に、スムーズな運用支援をしていただけたのも助かりました。

特に従来の体制から変化が大きかったのは、紙管理からハンディ端末に移行した現場だと思います。今となっては、30代から60代までの従業員が日々ハンディターミナルを使いこなしています。

現在も不明点があるときは度々問い合わせながら、業務効率化を進めています。スマートF導入後も、すぐに対応してもらえて助かっています。もうすぐ、スマートF導入後はじめての棚卸があるので、そこでもバーコード管理を活用する予定です。今までは丸1日、工場の稼働を止めて行っていた棚卸が、どのくらい早く終わるようになるか楽しみです。

今後は、既存の基幹システムや材料計量器を、スマートFに連動させることも検討していきたいです。既存の基幹システムで管理している生産計画をスマートFと連携すれば、将来在庫を自動計算できるようになります。将来在庫を見越した事前発注も可能になるので、よりスピーディーな発注が可能になると期待しています。

株式会社ネクスタ:導入支援担当の声

導入支援担当:仲埜

【運用提案する上で心掛けたこと】

掛け売りの材料発注やそれにまつわる注文情報の運用、数量計測や運搬の難しい長尺鋼材の材料引落の記録手順など、鋼材を扱うお客様特有の運用をなさっていました。

スマートFの導入時は、できる限りスムーズかつ既存のビジネスを損なわない運用を心がけました。スマートFの標準機能を用い、運用負荷や手間がかからない方法をご提案させていただきました。

【導入時を振り返って】

扱っている材料や製品の特性上、人手では管理しきれない箇所も多々見受けられました。それらをうまくシステムで運用するため、ソフトのデータ整理機能やハンディターミナルの登録機能やOCR機能など、お役立ちできる機能をフル活用してご提案した結果、ご納得いただける運用をご提案できました。

スマートFの成功事例

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スマートFは様々な業界での成功事例があります。現場改善のプロが運用定着までコミットします。

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