2024年02⽉13⽇
【在庫管理システム】食品業界向けオンプレミス型システムから切替成功!低コストでありながら期限管理や不定貫品にも対応
株式会社H・I 様
業界 | 食品業界 |
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会社規模 | 30~99人 |
機能 | 在庫管理 |
システム概要
課題
- 高い費用をかけ、食品業界向けのオンプレミス型システムを運用
- 単価が固定ではない在庫は、やむをえず棚卸時に平均単価で計算
- 在庫一覧はロット単位での管理のみ
解決策
- 従来の在庫管理システムをスマートFへ置き換え
効果
- 低コストなスマートFへスムーズに移行、賞味期限や不定貫物も問題なく対応
- 実績単価に基づく在庫管理が実現、販管システムとの確認も簡単に
- 在庫を入庫日単位で確認できるようになり、より精緻な管理が実現
導入の背景
オンプレミス型システムの更新費用の高さを受け、システムを再検討
イオングループなどに肉料理を中心とした惣菜などを販売するH・I様 。国際的な食品安全マネジメント規格であるSQF(Safe Qality Food)の認証を取得するなど、高水準の品質管理や生産体制が強みです。
以前は、オンプレミス型の食品業界向け在庫管理システムを使用していました。導入から5年ほど経った頃に、古いサーバーを置き換える提案を受けましたが、高額な追加費用が必要でした。その結果、経営陣の意向もあり、他のシステムへの変更を検討することになりました。
スマートFに決めた理由
低コストながら、賞味期限管理や不定貫対応など、オンプレミス並の機能が充実していた
スマートFを選んだ理由は、安価でありながら、従来のオンプレミス型システムで使用していた機能が十分備わっていたからです。特に、賞味期限や不定貫物(個体ごとに重量が異なる品物)を管理できる点は魅力的でした。
新たな在庫管理システムのリサーチは、ネットで調べたり、取引企業に相談したりするところから始めました。その際、オンプレミス型だと同じ価格帯の見積もりが出るだろうと思い、クラウドシステムで検討していました。しかし、クラウド型で不定貫物に対応できる生産管理システムをなかなか見つけられず、「入り数を固定しないと運用できない」と断られている状態でした。
そのなかで、スマートFは賞味期限管理や不定貫に対応し、かつ低コストでした。営業担当の対応にも安心できたため、導入を決めました。
実際に使い始めても、多額の費用をかけて導入したオンプレミス型システムと遜色なく運用できています。
導入効果
オンプレミス型システムと同様の運用を低コストのクラウド型で実現
【導入前】高い費用をかけ、食品業界向けのオンプレミス型システムを運用
従来の在庫管理システムは、食品業界に特化したオンプレミス型サービス。賞味期限管理や不定貫管理、ハンディ端末を使ったバーコード管理やラベル発行による運用を行っていた。
システムの機能面は満足していたものの、更新費用がネックとなり切り替えを検討。業界特化のオンプレミス型システムと同等の機能を持つ、クラウド型システムを探すことになった。
【導入後】低コストなスマートFへスムーズに移行、賞味期限や不定貫物も問題なく対応
システムの比較検討中は、オンプレミス型システムで活用していた機能がすべて揃うクラウドシステムが見つからなかった。特に、不定貫が扱えるクラウドシステムがほとんどない状況だった。
スマートFは、低コストのクラウド型システムでありながら、不定貫や賞味期限管理といった、食品業界に特化したシステムと同等の機能が揃っている。ハンディー端末との連携やラベル印刷の機能も標準搭載で、従来のオンプレミス型システムと同様の運用へスムーズに移行できた。
同商品で単価が異なる場合も、実績単価による在庫管理・棚卸しが可能に
【導入前】単価が固定ではない在庫は、やむをえず棚卸時に平均単価で計算
以前は、仕入金額や販売金額の管理が十分にできておらず、在庫数のみをシステム管理していた。特に、不定貫物は入荷品ごとに重量が異なり、在庫ごとの在庫金額が固定ではないため、棚卸時は平均単価で計算するしかなかった。
【導入後】実績単価に基づく在庫管理が実現、販管システムとの確認も簡単に
スマートF導入後、実際の仕入金額と入荷品を合致させる管理を行うようになり、実績単価を追えるようになった。その結果、実績単価に基づく在庫金額での棚卸が可能になり、販売管理システムと照らし合わせる金額確認もしやすくなった。
より見やすい在庫明細画面で、入庫日単位の在庫管理が可能に
【導入前】在庫一覧はロット単位での管理のみ、棚卸で全数確認が必要だった
従来の在庫管理システムでは、各入荷品に自動的にロット番号が振られる仕組みで、入庫日を管理できていなかった。そのため、棚卸の際はハンディターミナルで全在庫品をスキャンし、確認しなければならなかった。
【導入後】在庫を入庫日単位で確認できるようになり、より精緻な管理が実現
スマートFでは、在庫の詳細情報を品番と入庫日ごとに確認できるようになった。棚卸も入庫日ごとに実施できるようになり、1箱ずつの棚卸より効率化できた。
今後はスマートFの発注機能と連動し、在庫予定明細も管理していく予定。スマートFは予定明細も一目でわかりやすいインターフェースなので、さらなる業務効率化に期待できる。
お客様の声
今まで高額なコストをかけて行っていた在庫管理を、低コストなスマートFでも運用できており安心しています。今まで使用していた在庫管理システムは食品業界向けのものでしたが、スマートFでも賞味期限管理や不定貫対応ができるため、食品業界でも問題なく活用できるクラウドサービスだと思います。
また、ネクスタは営業担当から導入担当、その後のアフターサポートも含めて対応の丁寧さが素晴らしいと感じています。真摯で丁寧な対応をしていただき、いつもありがとうございます。
可能であれば、将来的には販売管理もスマートFに一本化していきたいと考えています。仕入元台帳機能も開発中とのことでしたので、さらなる業務効率化の効果に期待しています。
株式会社ネクスタ:導入支援担当の声
【運用提案する上で心掛けたこと】
ケース管理や不定貫管理など、在庫管理する単位とは異なる数え方でのラベル発行に対応することや、棚卸基準日を設けることなど、今までのシステムで出来ていた希望の動きを実現しつつ、更に良く出来る提案を心がけました。
【導入時を振り返って】
窓口となってくださった担当の方を中心に、マスタのご準備⇒トライアル⇒課題抽出を迅速に行っていただけた事により、本稼働までとてもスムーズに進ませていただきました。
Web打ち合わせでも、とてもなごやかな雰囲気でご対応いただき、自分もH・I様の会社の中にいるような気持ちで参加することが出来ました。