2020年03⽉30⽇
【原料在庫管理システム】ハンディ端末を用いた作業記録で正確な在庫管理を実現
東洋カプセル株式会社
業界 | 医薬品 |
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会社規模 | 300~499人 |
機能 | 在庫管理 |
システム概要
課題
- エクセル管理による手書き・手入力の手間
- 先入先出ミスによる原料廃棄
解決策
- 原料受入時にQRコード付きの原料ラベルを発行して、原料ケースに貼り付け
- ハンディ端末で払出・棚卸の記録を行う
効果
- 紙帳票への手書き・エクセルへの転記の手間を削減
- 管理者が原料在庫や作業履歴をリアルタイムで確認可能
導入の背景【エクセルや紙帳票を用いたアナログな管理の効率化】
今回の調合管理システムを導入頂いた企業様は、 医薬品や栄養補助食品の製造・販売をされています。
システム導入前は、現場の担当者が、紙帳票を出力し、入出荷の記録や生産の記録・棚卸の記録を手書きし、エクセルの在庫管理表に転記していました。
そのため、エクセルへの手入力の手間や入力ミスなども起こり、在庫を確認する手間もありました。
正確な在庫管理ができていなことから生産時に原料が不足していることがわかり、予定通りに生産が進まないということもあるのでなんとかシステム化していきたいと考えていました。
また、原料には使用期限があり先入先出を徹底する必要がありましたが、目視確認で運用を行っていたため、確認ミスで先入先出ができておらず使用期限切れによる廃棄ロスもまれにありました。
これらの作業をシステム化し、効率化するためのシステムを検討していました。
導入効果【エクセル管理の手間半減と在庫の見える化】
導入システムでは、受入時にQRコード付きの原料ラベルを発行して原料のケースに貼り付けることで、払出や棚卸はハンディ端末でQRを読み取るだけの簡単な作業なのでエクセル転記の手間がなくなりました。
棚卸に至っては工数が半分くらいになり、大分楽になりました。
また、ハンディ端末での記録はすぐにPCに反映されるので管理者が正確な在庫をすぐに確認できるようになりました。
誰がいつどの作業をしたかの作業履歴も確認できるので何かあった際の調査もしやすくなりました。
お客様の声
今後システム改善を行い、もっと導入効果を増やしていきたい
システムを導入し、手書きや手入力などのアナログ管理の手間の削減や正確な在庫管理は実現できました。
ただ、実際に運用を始めてみて、現場で使用するハンディ端末でも在庫を見れるようにしたいなどの要望も出てきています。
導入システムを、今後、さらにブラッシュアップして導入効果をもっと増やしていきたいです。