2022年05⽉25⽇
【部品在庫管理システム】ハンディ端末を用いた在庫管理で工数削減と入出庫ミスを防止
食品製造会社
業界 | 食品業界 |
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会社規模 | 500~999人 |
機能 | 在庫管理 |
システム概要
課題
- 紙とエクセルでの在庫管理による作業員の誤記や記入漏れ
- 正確な在庫数・金額が把握できていない
- 突発的トラブル時に在庫部品が無く、製造ライン停止状態が度々発生
解決策
- ラベルプリンタで部品ラベルを発行
- ハンディ端末で入庫/出庫/棚卸の記録をし、PCで在庫管理
- 仕入先情報や仕様情報、単価等をマスタ管理
効果
- ハンディ端末での入出庫/棚卸を行うことで、紙からエクセルへの入力時間が不要になった
- 在庫数/要発注が一目瞭然になり発注漏れが無くなった
- 在庫誤差が少なくなった
導入の背景【在庫金額の誤差をなくしたい】
今回は、長崎の食品製造会社様に保守部品在庫管理システムを導入いただいた事例です。お客様から当社には、ホームページを通じてお問い合わせをいただきました。
もともと紙とエクセルを使って在庫管理をされていましたが、作業員の誤記や記入漏れがどうしても発生し、正確な在庫数・在庫金額が把握できていない状態とのことでした。
経理部から「在庫金額の誤差が毎月あり、部品価格が高騰していることもあるのでしっかり在庫管理してほしい」という依頼があったのが導入を考えるきっかけだったそうです。
当時の課題
- 紙とエクセルでの在庫管理による作業員の誤記や記入漏れ
- 正確な在庫数・金額が把握できていない
- 突発的トラブル時に在庫部品が無く、製造ライン停止が度々発生
製造ラインでは、点検や突発的なトラブルで、ほぼ毎日部品交換をしているとのことでした。しかし、在庫の交換部品がどこに保管されているのか分からないこともあり、社内の各部署に連絡して探すことも多かったようです。そのため、度々製造ラインが停止している状態とのことでした。
また、『SmartF』導入前の部品の発注方法は、「前回の発注履歴から仕入れ先に連絡し見積もりをもらって発注」という方法で、その都度発注履歴を調べ、仕入れ先に金額を確認しなければ発注できない仕組みであったため、時間がかかっていました。
導入効果【在庫管理時間の削減と、入出庫時のミスの防止】
- ハンディ端末での入出庫、棚卸を行うことで、紙からエクセルへの入力時間が不要になった
- 在庫数、要発注が一目瞭然になり発注漏れが無くなった
- 在庫誤差が少なくなった
ハンディ端末で簡単に入出庫、棚卸の記録を行い、その結果が自動で集計されることで、元々各部署で紙とエクセルで行っていた在庫管理、棚卸の入力作業がほぼ不要となり時間短縮につながりました。
導入後は、ハンディ端末で入出庫記録を行うようになり、『SmartF』と人間の目視でミスをより削減できているとのことです。
また毎日パソコンの入出庫履歴で、使用した部品と在庫数が確認できるため、現場に行かなくても在庫が把握でき、発注漏れがなくなったそうです。
さらに、検索すれば現時点での欠品部品を洗い出しできるため、在庫切れを防げるようになりました。
現在は、棚卸にかかる時間が短縮されたことで棚卸を年2回から年4回に増やせ、在庫誤差も非常に少なくなり、正確な在庫管理ができているとのことです。
お客様の声
『SmartF』を導入してからは、全体的に工数が減り、在庫管理も正確になりました。
バーコード管理することで部品のある場所が瞬時にわかり、探す手間がなくなりました。
さらに、発注に必要な情報(メーカー、仕入れ先、仕様、金額)のデータが全てパソコンで確認できるため発注ミスがなく、見積から発注までの時間短縮ができています。また、毎月の購入金額、使用金額が把握できるようになり助かっています。
部品の出庫履歴から、部品の使用頻度を確認できるため、計画的に発注可能となり、欠品を防ぐことができています。
また、『SmartF』に関してネクスタに要望を上げていたことが、次のバージョンアップで改善されていて使いやすくなっていたので、そのようなサポート体制も助かっています。
2021年11月末時点では、3,000点以上の部品を扱っていますが、将来的には在庫差異をゼロにしたいと考えています。