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[化粧品業界向け]生産管理システムに必要な機能と導入メリットを解説

化粧品は人の肌に直接触れる製品であることから、厳しい生産管理や品質管理が求められます。化粧品の製造に対しては、ISO22716(化粧品GMP)を始めとするさまざまな規格が設けられており、それらに則ったものづくりをしなければなりません。

GMPでは、「人為的な誤りを最小限にすること」「汚染および品質低下を防止すること」「高い品質を保証するシステムを設計すること」という3つの原則が示されています。簡単にまとめると、「誰がいつ作業をしても、必ず同じ高品質の製品をつくれること」が求められており、生産管理システムの導入が必須要件といえるでしょう。

本コラムでは、化粧品業界向け生産管理システムに必要な機能や、導入するメリットについて解説いたします。

化粧品業界における主な課題

ここでは、化粧品業界の製造現場でよくある課題をご紹介します。

目視によるミスの発生

化粧品の製造では、レシピ(配合表)をもとに原材料を秤量し、調合・充填・包装のプロセスを経て製品が完成するという流れが一般的です。この中でも、製品の品質にダイレクトに影響する調合のプロセスが最も重要になりますが、人が目視チェックで作業をしていると、次のようなミスが発生しやすくなります。

  • レシピに含まれていない原材料を使ってしまう
  • 期限切れの原材料を使ってしまう
  • 指定されたロットと異なる原材料を使ってしまう
  • 検査に合格していない原材料や中間品を使ってしまう
  • 使用期限を考慮せずに新しい原材料を先に使ってしまう

ミスの発生に気づかないまま製品が市場に流出してしまうと、クレームになって企業イメージを大きく損ねる可能性があります。また、市場への流出を防げたとしても、廃棄ロスとなって大きな損失がでることは間違いありません。厳しい品質管理が求められる化粧品製造の現場では、人の目視チェックをできる限りなくしていく必要があります。

手書きや手入力での記録が手間

化粧品の製造現場では、適切な管理をするために詳細な記録が求められます。発注・在庫・生産・品質・出荷といったあらゆる作業で記録を行う必要がありますが、紙の帳票に手書きしたり、システムへ手入力したりするのは非常に手間です。また、書き間違いや入力ミスが発生しやすくなり、正しい情報を記録できていない可能性もあります。

最小限の手間で正確な記録を行うためには、手書きや手入力を可能な限り廃止し、システム化すべきといえます。

紙によるトレーサビリティ

化粧品を製造する企業は、不良品が発生した際に原因を究明したり、不良品のロットを特定したりするためのトレーサビリティを確保する必要があります。たとえば、どの製品に何の原料のどのロットが使われているのか、また、使われた原料の仕入れ先がどこなのか、検査結果がどのようになっているのか、といった情報を細かくトレースできるようにしておかなくてはなりません。

しかし、それらの情報を紙の帳票に記録していると、不良品が発生した際に素早くトレースできず、対応が遅れてしまう恐れがあります。場合によっては、顧客からの信頼を損なうことになりかねません。また、大量の紙を保管しておくスペースが必要になり、管理の手間がかかるという課題もあります。

アナログな在庫管理

化粧品の製造では、多種多様な原材料を使用します。原材料によって発注単位や消費量、使用期限などが異なるため、所要量計算によって有効在庫を把握しつつ、適切なタイミングで発注をしなければなりません。紙やエクセルを使ったアナログな在庫管理では、正確な在庫量をリアルタイムに把握することが難しく、発注ミスによって在庫の欠品を招く可能性があります。

また、化粧品業界の在庫はロットや使用期限など管理すべき情報が多く、在庫管理に求められるレベルが高いのも特徴です。品質管理やトレーサビリティの観点からも、アナログな在庫管理から脱却すべきといえるでしょう。

化粧品業界向け生産管理システムに必要な機能とは

ここでは、化粧品業界向け生産管理システムにはどういった機能が必要になるのかを解説します。

バーコードとハンディターミナルによるペーパレス機能

化粧品の製造現場で手書きや手入力による記録の手間をなくすためには、バーコードとハンディターミナルの活用が効果的です。バーコードを読み込むだけで簡単に記録ができ、ミスも少なくなるため、ベテラン・新人を問わず誰でも同じように作業を進められます。また、現場内で持ち運びながらその場で記録ができるので、現場の状況をリアルタイムに把握しやすくなる点も特長です。

この後に出てくる機能を実現するためにも、バーコードとハンディターミナルの活用は必須となります。

品質ゲート機能

厳しい生産管理や品質管理が求められる化粧品の製造現場では、各プロセスで品質チェックを行って記録を残しつつ、合格したものだけが次のプロセスに流れる仕組みを構築しなければなりません。たとえば、バーコードを用いて次のような品質チェックを行うことで、調合プロセスにおける不良品の発生・流出を防ぐことができます。

  • 使用する原材料や資材が間違っていないか
  • 投入する量が間違っていないか
  • 原材料の使用期限は過ぎていないか
  • 原材料のロットは生産指示で指定されたロットと合致しているか
  • 検査済みかつ合格している原材料か
  • よる古い原材料が残っておらず、先入れ先出しが実施できているか

先ほどご紹介したハンディターミナルをはかりと連携させれば、原材料を計量した結果を自動で入力するといった使い方もできます。数値の打ち間違いや入力の手間がなくなり、より確実に品質チェックを行うことが可能です。

トレーサビリティ機能

誰が、いつ、どのような作業をしたかがすべて履歴として残るトレーサビリティ機能は、化粧品向け生産管理システムに欠かせない機能です。発注・在庫・生産・品質・出荷といったあらゆる作業の記録が残っていれば、万が一不良が発生しても、製品のロット情報から原材料ロット、生産履歴、検査履歴といった情報がすぐにトレースできます。

また、データがすべてシステム上に残るため、紙の帳票での管理が不要になり、必要な情報を探す手間や保管場所を大幅に削減できる点もメリットです。

化粧品特有の管理に対応した在庫管理機能

ほかの業界に比べると、化粧品製造の在庫管理は特殊な機能が必要になる傾向にあります。たとえば、原材料の入庫日や使用期限、仕入先のメーカーが管理しているロットなどを網羅した形で在庫管理を行わなければなりません。また、将来の生産計画をもとに原材料の所要量を算出し、リードタイムや使用期限を考慮しながら適切なタイミングで発注する機能も求められます。同じ原材料を複数の製品で共用することも多いので、エクセルなどを使ったアナログな在庫管理での対応は極めて難しいといえるでしょう。

最近では、外部との連携がしやすいクラウド型のシステムが普及しており、仕入れ先と連携した自動発注や納期調整などの機能を備えたシステムも登場しつつあります。こういったシステムを有効に活用することで、アナログで属人的な在庫管理から脱却できるでしょう。

生産管理システムを導入するメリット

ここまでの内容を踏まえると、化粧品製造業が生産管理システムを導入するメリットは次の4つにまとめられます。

  • ヒューマンエラーの削減による品質保証体制の強化
  • システムによるトレーサビリティ体制の構築
  • 手書き、手入力、紙の帳票管理といったムダな工数の削減
  • アナログで属人的な管理から脱却し、誰でも同じレベルで作業が可能

生産管理システムの導入は、化粧品GMPに則った管理体制を構築する上で欠かせません。化粧品GMPへの適合は顧客からの信頼向上につながるとともに、製造現場の生産性向上や品質の向上が期待できます。生産管理システムの導入・活用が、企業の競争力強化に直結しているといえるでしょう。

まとめ

本コラムでは、化粧品業界における主な課題に触れた上で、化粧品業界向け生産管理システムに必要な機能や導入メリットについて解説しました。

化粧品の製造に関する規格は非常に厳しく、消費者からの品質要求も年々高まっています。

また、人手不足や国際的な競争の激化など、ほかにも解決すべき課題は山積みです。最適な生産管理システムを導入して生産性や品質を向上し、収益性を改善していかなければ、今後も生き残っていくのが難しくなるかもしれません。

自社の製造現場に課題を感じているのであれば、化粧品業界に適した生産管理システムを導入し、システムによる管理体制の構築に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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